2010/07/16

【ぷち仲め~る】ゲージツ

ぷち仲(芸術センスなし)です。こんにちは!

このあいだ、縁あって、


  千住 博(せんじゅ ひろし)さん


という日本画の大家(京都造形芸術大学学長)の
授業を受けました。


「滝」の絵を描くアーティストさんだそうで、
こんな斬新な絵がサイトに載っています。

クリック↓
http://bit.ly/ddP426


で、こんな↑斬新な滝の絵を「実際に描きながら」
質疑応答を交えつつ、芸術論を語ってくれるという
授業。


司会は、タレントの松尾貴史さんでした。

2人は親交があるそうですが、松尾さんが
「芸術シロウトの立場(視座)」でいろいろ
千住さんに質問をしてくれて、

これがとにかくイイお話だったのです。


なので、今日はぷち仲が自分メモのためにも
アウトプットしたくて、久々にメルマガを
書きたくなってしまいましたので、

よろしければおつきあいください(^^;



こんな感じ↓で絵を描いていく千住さん。

キャンバスの上から絵の具を垂らしたり、
エアーブラシ(スプレーみたいなの)で描いたり。




そして、おもむろに語り始めます。

(以下、ぷち仲のメモをもとにしたダイジェストです。
 実際の言葉とは結構違っていたりする可能性大な点、
 予めご了承ください~)



「日本文化というのは、
 自然の側に身を置くのが特徴です。

 芸術は自然とのコラボであって、

 伝えたいメッセージと技法が
 マッチしたときに、
 いい絵になるんです。


 絵を描くときは、

 “この絵がどうなりたいか”
 に耳を傾けます。


 言い換えると、

 “私がこの滝だったら、どう流れたい?”

 と問いながら、

 あくまで自然の側に身を置いて、
 最低限、自分が関わるのです。」



のっけから、めちゃめちゃ深イイ話で、
大興奮のぷち仲。

「“芸術”というところを“商売”に置き換えて、
 “絵”を“お客さん”と置き換えると・・・」

なんて思いながら聴いていると、
ものすごく興味深いわけです。


そのうち、エアーブラシを使うときに、
下から上へ向かって線を描く千住さんに、

「どうして下から上に描くのか」

という質問が。



「相対するもののバランスを取ることが、
 絵に調和をもたらすんです。

 絵の具を上から下に垂らしたら、
 エアーブラシで下から上に線をひくことで
 バランスがとれる。

 絵の白い部分と黒い部分もバランスです。

 芸術とは、相対するもののハーモニーを
 奏でることなのです。

 これを私は“Peace Making Process”と
 呼んでいます。

 芸術は、相対するものが仲良くやる知恵を
 教えてくれるのです。」



受講者から「絵の見方を教えて」という質問が。



「日本人として、とか
 男として、女としては見ないでください。

 人間として、見てください。

 “この千住という人間は、何を夢中になって
  やっているんだろう?”

 という視点で見てください。

 絵というのは、“私はこんなものに美を
 感じます。あなたはどうですか?”という
 作家からのコミュニケーションなのです。


 もし絵を見て感動してくれる人がいたとしたら、
 それは作家の心意気が感動につながるんだと
 思っています。

 うまいとかヘタということではなく、
 作家のこだわりに、目や足が止まる。

 人間というのは、混沌のなかの秩序なのです。

 だから、作家は、作品に混沌を入れた上で、
 そこに自分の最低限の関わりとして
 秩序を入れます。

 そのときのこだわり、心意気でしか、感動を
 呼び起こすことはできないんです。」



ここで、「わかってくれない人には、わかって
もらえなくてよいのですか?」という質問が。



「到底わかりあえない人に対して、わかって
 もらおうとする姿勢が、芸術なのです。」



感動。

商品のことをわかってくれない人に、
わかってもらおうとする姿勢・・・

考えさせられます。。。



最後、「エアーブラシを使うのはなぜか?」
という質問。



「思考は道具に影響されるんです。

 使っているブラシの太さで、
 世界を見ようとします。

 ブラシが細くなれば、
 細かい単位で考えるようになる。

 エアブラシを使うのは、
 それによって洋の東西を超えるような
 作品を生み出したいという想いです。」



そうやって考えると、

「インターネット」とか「英語」なんかも
思考に影響する道具の典型だなぁ・・・



とまあ、いろんなことを考えさせられた
贅沢な時間を過ごさせていただきました。

千住先生、ありがとうございます!


※千住先生はこんな顔↓
http://bit.ly/cyiX57



それで強く思ったことは2つ。


 ◆これからの商売は、アートになる。
  アートに学ぶべし。

 ◆自分も作品を生み出す作家・生産者であるべし。



以上、

自分メモ、おしまい。