2010/09/16

リーダーシップ

世界No.1コーチ アンソニーロビンズ「直伝」トレーナー

池田貴将通信 Vol.155  2010/9/16 より

1)リーダーシップとは相手が真に望む姿をもたらすことである

影響力を与えるメソッドのマスターを志したときの原則、
ここを外してしまうと影響力を与える力が消えてしまいます。



最近では「リーダーシップというと、自分の望む方向へ巻き込む・コントロール」
と同じ意味をもって使われているようにも感じます。



しかし、アンソニーロビンズが世界の第一線で、
20年以上にわたって、影響力が与えられてきた理由・・・


それは世界中の人たちが「真に望む姿」を実現してきたからです。



アンソニーロビンズの影響力の原則は、

「あなたが、相手になってもらいたい姿にさせる」ことではなく
「相手が、真に望む姿をもたらすこと」です。



「あなたが望む姿」ではなく、
「相手が望む姿」というのは、何度繰り返しても強調し足りません。



その人が「どんな言動をしているか?」ということに囚われるのではなく、
その人が「本当は何を望んでいるのか?」ということを見ていきます。


相手の関心事項が何なのかに興味をもち、

相手の関心事項を自分の関心事項にしていくことで、

自然に相手との「ラポール(信頼関係)」が創られていくのです。



すると自然に、「相手の言動がどこからきているのか?」ということを
理解できるようになってきます。
その人を「突き動かしている原動力」が見えてきます。



そのための基礎とは、


スキルとしての「傾聴」などではありません。
スキルとしての「信頼関係づくり」などではありません。


もっと基礎にある、
「相手をわかったフリ」をしないことです。


「本当は何に悩んでいるのだろう?」
「本当は何を望んでいるのだろう?」という問いをやめないことです。


そうすることで、相手が自然と「あ、このひとは私のことをわかってくれているな」
と心で思うようになります。


アンソニー・ロビンズが伝えるのは、


“もしあなたが誰かに影響を与えようと思ったら、
その人がすでに何に影響を受けているのか?
それを理解しなければならない”



その人がその行動をとるのには、理由があります。
その人がその感情になるのには、理由があります。



あなたが「その人はなぜその行動をとるのか?」という理由を
理解し、興味を示し、共感することをしなければ、


本質的な影響力とは程遠くなってしまいます。



相手を理解するためには、「自分の考え方」を通じてではなく、


「相手が目の前の出来事をどう観ているのか?」という「相手の世界観」を通じて
理解してあげなければなりません。


影響力を与えるには、
「相手の世界観」を理解しなければならないのです。


なぜなら影響力とは、何に変化を創り出すのかといったら、

表面的には言動や振る舞いや態度ですが、

それらで終わるのは結局は短期的な影響力です。



本質的には「相手の世界観」に変化をもたらす
影響力を身につけなければならないのです。


そして、その「世界観」に横たわる
「一定のパターン」に行き着くまで、深く深く見ていきます。


全ての決断は、その人の「世界観のパターン」からもたらされています。


2)自分自身が本当に望む姿をもたらすのがセルフリーダーシップ

これは「相手」だけではなく、自分自身についても同じです。



自分自身に対して影響力を発揮しようと思ったら、
自分自身の「望む姿」を超えた、自分が「本当に望む姿」を
明確にし続けなければなりません。


一度だけではなく、し続けなければならないのです。


そのために、
まずは自分自身の「世界観」を理解しなくてはなりません。


自分自身の「深層パターン」を理解しなくてはなりません。




アンソニー・ロビンズは言います。
“リーダーに必要なのは、卓越した「観察力」だ”

その観察力は2つに分けられます。


観察力に必要なのは・・・

相手を「観察」する「器」と、

「観察」する「スキル」です。




なぜ「器」という表現をしたかというと、
リーダーがもつ「観察力」のほとんどは「小手先スキル」ではなく、
「人格的な要素(在り方)」がもたらしてくれるからです。



しかし、多くの人が「人格的な要素」に対して「小手先スキル」で
応急処置しようとしてしまいます。



相手のあるがままを、
自らのあるがままを、
あるがままを受け入れるのは、「スキル」ではなく、「器」です。



あなたは、どれぐらいの「あるがまま」を受け入れる「器」があると、
ご自身で思われるでしょうか?

あるがままを受け入れるのは「器量」が問われるのです。


その器に基づいてこその「望む姿」です。


相手の「世界観」が理解できれば、
相手の人が「本当に望むこと」というのは確実に見えてきます。



アンソニー・ロビンズの影響力は、
その人の望むものを叶えるためのリーダーシップです。



目の前の人が“本当は”何を望んでいるのか、
そこにフォーカスしてみてください。

【まとめ】


■身につけるべきリーダーシップの姿勢

1)決めつけず、相手のあるがままを受け入れる

2)決めつけず、非難せず、自分のあるがままを受け入れる


■実践的リーダーシップの習慣を身につける

1)あなたはどんなときに相手を「理解した」と思うでしょうか?

2)観察の「器」よりも「スキル」を使ってしまう場面は
どんなときでしょうか?

3)観察力を高め、相手の望む姿を実現するために、
あなたが起こすアクションプランは何ですか?