昔、小学生だった頃、
私はとても繊細だった。人の目を気にしていた。臆病で、静かだった。内的対話も多かった。空想の世界に浸っていた。母親が嫌いだった。全然かっこよくないと思っていた。私はどうして惨めなんだろうと思っていた。人がいじめられているのを観て、本気でその人を救いたかった。陰でその子たちと仲良くした。私に火の粉が飛んできても、私は全然気にならなかった。理不尽なことは大嫌いだった。好きだった縦笛の課題は、人一倍集中して、学年で一番になった。そしてそれでも人一倍、表では静かだった。
家の商売が嫌だった。サラリーマンの家に生まれたかった。お金ですべてを解決されるのが嫌だった。人と違うことが嫌だった。何度も海外旅行へ行った。手作りのおやつを食べたかった。もっと家族で時間を過ごしたかった。きれいな家に住みたかった。自分の部屋が欲しかった。もっと私を見てほしかった。好きな洋服は、どんどん買っていた。なぜだか知らないけれど、それなりにもてていた。静かなわりに、校内放送のアナウンサーをしていた。出るくいは、打たれることを知った。初めてラブレターをもらった。デートをすっぽかした。初恋をした。学級委員をした。中学受験を適当にした。家庭教師の先生が大好きで、そして大嫌いだった。よく遅刻をした。漢字が得意だった。勉強のできる弟に母親が集中していたのが嫌いだった。私の立ち位置が見つけられなかった。一緒に住む人が時々変わった。飼っていた小鳥を餓死させてしまった。恥ずかしがりやだった。負けん気が強かった。そしてそれでも、私の中の何かはかたかった。金歯が死ぬほど嫌だった。
昔、中学生だった頃、
前よりもっと恋をした。数学が本当にできなかった。数学の先生が大好きだった。先生の家でうなぎを食べた。物理の先生も大好きだった。夏休みは毎日彼と勉強していた。おおおばさんの家に居候した。相変わらずとても内気だった。夏休みにアンネの日記を英語で読んだ。死ぬほど英語を勉強させられた。英語の成績が一気に良くなった。勉強はしなかった。昼休みの時間を友達と過ごせなかった。クラスには友達がいなかった。遠足でグループに入れなかった。高校はアメリカに行きたいと思っていた。留学カウンセラーに一人で会いにいった。軟式テニスをしていた。部長をした。校庭のケヤキを眺めているのが大好きだった。夕暮れ時に彼を待っていた。彼の住んでいる場所へ自転車で行った。
中一の春キャンプに参加した。相変わらず静かだった。中高Gに参加した。Yしか見えなくなっていた。毎日高田馬場に通っていた。人をまとめるのが好きになった。野尻で恋をした。電話をかけっぱなしだった。サラダバーの達人だった。シェイキーズばかり行っていた。早く大人になりたかった。早くステディな恋人が欲しかった。感傷的だった。理想を追っていた。現実から逃げていた。勉強が嫌いだった。学校が嫌いだった。アメリカの大学へ行きたかった。一度に何人もの人が好きだった。家族とは仲が良くなかった。ぎざぎざのハートをしていた。自分のことだけを考えていた。本を読むのが好きだった。寝るときには必ず想像しながら眠りについた。詩を書いた。歌うのが好きだった。人と自分とを比べていた。被害者意識が強かった。なぜだかすごくもてていた。
昔、高校生だった頃、
相変わらず私の世界はYだった。私がメンバーのリード役だった。まとめるのが好きだった。リードするのが好きだった。さらに多くの人を好きになった。違う世界を体験したかった。何かを変えたかった。本ばかり読んでいた。学校では勉強しなかった。焦っていた。油絵を勉強していた。活発になった。金歯がなくなった。病気になった。スランプを超えた。大声で笑うようになった。べらべら話すようになった。二つの世界を生きていた。アメリカに行きたかった。焦っていた。何をして良いか分からなかった。未来が見えなかった。過去を消したかった。家族は嫌いだった。自分も嫌いだった。自分が大好きなこともあった。きれいなものに憧れた。下の子から慕われた。年上の人たちと遊ぶのが好きだった。Yの同級生と遊ぶのは、もっと好きだった。涙もろかった。感情の起伏が激しかった。恋に落ちたかった。自由だった。お金に困らなかった。自分のことだけ考えていればよかった。能天気だった。どこかで安定のパターンを変えたかった。
昔、アメリカの高校生だった頃、
英語が全然分からなかった。辛かった。生理が3ヶ月もとまった。日本のセルフイメージとのギャップを覚えた。そのギャップに耐えられなかった。話題についていけなかった。自分が子供に思えた。友達は、みんな年下だった。家庭の環境が余りにも違いすぎていた。お金の意味を知った。お金が無い人たちの生活を知った。やりたいことはすべてやれないのだと知った。気づいたら勉強ばかりしていた。テストの点が良かった。スペイン語を勉強し始めた。好きな子ができた。ニーナのように生きたかった。プロムデートを誘った。緊張した。いい想い出になった。サマーキャンプが大好きになった。あれ程長かった1年は無かった。そしてまた夏が来た。太った。泣いた。笑った。すべてがいい想い出になった。あの時から自分が180度変わった。すべてを取り戻したかった。自分に自信がついた。アメリカがすべてだった。大人になった気がした。家族が好きになった。母親に何かしたかった。感謝した。ありがたかった。
そして、そして、そして、
私は今までのすべての経験をリソースとして、また生き始めているんだ。
そして、そして、そして、
私のコアはある意味一緒で、昔から変わっていない。
その部分に感謝しよう。その部分を受け止めよう。
それが私のミッションと繋がっていくんだ!