アンソニー・ロビンズは言います。
“時代が変わっていけば、中心となるものが変わっていく。
その中心となるものを押さえている人がパワーを持っている。
例えば、
・狩猟が中心の時代:肉体が強い人がパワーを持っている
・農耕が中心の時代:土地を持っている人がパワーを持っている
・産業が中心の時代:資本を持っている人がパワーを持っている
・年功序列の時代:年齢・地位を持っている人がパワーを持っている
・情報が中心の時代:知識を持っている人がパワーを持っている
ということが挙げられる。“
そして、アンソニー・ロビンズは言い切ります。
“今の時代において、情報を知っているだけでは力ではない。
ただ知っているだけでは、潜在的な力に過ぎない。”
これまでは「何を持っているか」で
富や影響力に差が生まれてきました。
今は「何を知っているのか」では
ほとんど差が生まれにくくなっています。
さらに、様々な研究の中で、
自分の1万倍成果を出している人の脳も、
自分の脳もほとんど変わりはない、ということも分かってきています。
では「何を持っているか?」で差が生まれるのか、
アンソニー・ロビンズは言います。
“今の時代の本当の力とは・・・・「行動を起こす力」だ”
と言います。
「何をしたらいいのか?」が分からなければ、
それを「知るための行動」を起こせばいい。
「何をしたらいいのか」がわからないことが問題ではなく、
それを「知るための行動」を起こせないことが問題なのです。
しかし、書店やインターネット上には情報が溢れ、
わたしたちは「情報多過」な環境の中で生活しています。
私たちの多くは、「何をすべきか」がわかっているのに、
それを行動に起こすことができないということです。
いくら「未来を知っている」としても、
それを「活かす行動」を起こすことができなければ、
価値が大きく減ってしまうのです。
だからこそ、「実践する力」こそが、今の時代の「パワー」なのです。
2010年 最終号!リーダーがもつ実践力の本当の力とは?【池田貴将通信Vol.168】より