2010/07/07

【ココヘル+2】法に触れずに相手を傷つける10の方法-その7 より

自分が「強がる」人かも、と感じるあなたへ

セルフセラピーカードにたとえて言うと「自立」のパターンかもしれませんね。

自立というのは、依存時代(子供時代)に自分は無力だから相手を頼るしかなくて、でも、期待に応えてもらえなくて激しくがっかりした経験があって、

「もう人はあてにしない!」

と悲愴な決意を固めた、みたいなことを言います。

だから、人を頼るのが怖くて、人を当てにするのが怖くて、何でも自分でやろうとするんです。

あるいは、母親が依存的で、それが嫌だったので、人に頼ることに嫌悪感を持っている場合もあると思います。


自立を目指すこと自体は、悪いことではありません。
ある程度までは、それで自分が成長できるんです。


でも、仕事も徐々に高度になっていきますよね?
また、家族も増えて、色々面倒なことが増えていきます。

すると、どこかで、自分一人でやれる限界が来ます。


そのあたりで、考え方を変える必要があるんです。
昔のあなたは、無力な存在だったかもしれない。だから自分の力をつけることが大切でした。

でも、いまのあなたは、昔に比べてはるかに強く、賢く成長しています。また、あなたの周りの人も、強く、賢い人になっていませんか?

もう、自分の弱さを否定しなくていいんですよ。


◆  自分もパートナーも「強がる」人だというあなたへ

二人だけで解決するのは、難しいよ。
ちゃんと、外部に助けを求めることが大事です。

一般の人に相談するときは、とにかく話を聞いてもらうだけにすること。それが安全です。

恋愛セラピーで「誰それからこんなアドバイスをもらったんだけど」という話を聞くことは結構ありますが、ずれたアドバイスであることが意外に多いです。

第三者に話を聞いてもらい、心の荷物を少し下ろすことができたら、お互いに思いやる気持ちでコミュニケーションしましょう。

口論ではなくて。

恋愛セラピーに、お二人でいらっしゃることもオススメしますよ。


とにかくね、ゆとりのない二人が、自分たちだけで問題を解決しようとしても、解決の糸口が出てこないです。

肉離れを起こしている二人が、支え合って山に登ろうとするのと一緒です。まず体力を回復しないと。

心だって同じです。心の体力を回復させてから、問題解決に当たることが大事。