2010/06/08

逆上がり: コミットメントの形成プロセス

多分、20年以上ぶりに逆上がりをした。少し試した約3ヶ月前はまったくたちうちできず、その昔、鉄棒技で名をはせていた私の影はどこにもなかった。

それから少しずつ、ブリッジや三点倒立を始めた。逆上がりはほっぽりぱなしだったけど。そして子供の体操の授業の進行具合と、私の小学生回帰が始まった。ブリッジは最悪の結果になり、一時、私がコーチをするのをやめようかとも思った。

でも、そうは言っても、やっぱり負けず嫌いの私は、絶対にやめなかった。頑張れと子供に言って、もし私が頑張っていなければ、それはウソである。一貫性のなさが、ウソである。

ブリッジでぎっくり腰になり、自分の体の限界点を即座に知り(笑)、そこから私の旅が始まった。三点倒立は程なくして成功。そしてできている自分にびっくりしつつも、モチベーションはアップし、かなり自信に繋がった。

そして彼女も三点倒立ができ始めると、逆上がりに移った。突然、寝てもさめても逆上がりのことしか言わなくなり、その練習にも付き合った。そして昨日、また久しぶりに私が鉄棒を握ったら、なんと体が思い出したのだ、とうとう!

私の体は宙を舞い、逆上がりができた。

とっても嬉しかった。そしてその私を見ている彼女のモチベーションが上がったのが分かって、さらに嬉しかった。

そして今日から彼女の朝練も始めた。


そういう彼女を見ていると、コミットメントとは何かが本当に分かる。そこには一貫性しかない。ただやるだけなのだ。少しずつ上達して、ある時点でまるで沸点を超えるかのようなミラクルが起こる。そしてそれが、簡単にできるようになるのだ。

it is like a magic...

その過程では、できなかったらどうしようなどという不必要な戸惑いなんてない。ただやれるようになるために、やっているだけなのだ。その純粋さ、その素直さ。

そして、やれるまでやり続けるから、できるのだ、最後には。

私はこの過程に美しさを見た。そしてこれこそが、彼女が私に教えてくれていることだと悟った。

子育てを始めて、私は一体、何度、自分の愚かさから救われただろう。