NLPトレーナー神崇仁の「わずか3%の息継ぎ」2
遅ればせながら、”Lie to me “見始めました!(後編)
ポール・エクマンです。
20世紀の傑出した心理学者100人の中に選ばれた人です。
感情と表情の関係はあるのか?
それは、性別や人種、文化や国籍によって異なるのか、共通なのか?
そういうことに興味を持って研究を続けている方です。
彼の著作、「顔は口ほどに嘘をつく」は、とても面白い本です。
ご一読をおすすめします。
NLPを伝えている私にとって、この映画は共感できるところと、
そうでないところがあったのですが、
映画自体はとても面白く、どっぷりのめり込める内容です。
言葉を伝えるときに欠かせない非言語のもつ伝達力、
この点に関して、映画はとても雄弁に語ってくれています。
私も非言語の持つ伝達力の大切さと、
それをないがしろにした時のコミュニケーションの難しさを
体感できるように伝えたいと思っています。
この映画にはこれからのセミナーに使えるアイデアが沢山ありますね。
そして何よりも興味深いなと思ったことは、
レバレッジ(2008年)、ホワイト・カラー(2009年)など、
そして、この夏ヒットした映画、インセプションなどもそうですが、
人の心理や無意識を扱うテレビ映画が放送されている背景には、
視聴者(アメリカ社会)が人のこころの奥底にあるものを、
知りたいという思いを表象しているのではないか、
そう感じています。
これから今まで以上に人のココロの持ち方を知ることが、
自分のことを知り、他者の世界を尊重することが、
コミュニケーションや、ビジネスを作っていく上で
とても重要になってくるのでしょうね。
私が伝えたいと思っているNLPはそれに役立つと思います。
NLPは、人が何となくやっていることに焦点を当てます。
何となくやっていることをプロセスと構造に焦点を当てて、
上手くいくことといかないことのパターン違いを探っていきます。
その背後で機能しているパターンやメカニズムを解明します。
最近呼んだ本の中でこんなものを見つけました。
「 最近の認知に関する報告では、
私たちの脳は厳密な論理による推論をめったに行わないことが、
わかってきました。
その代わり、私たちはパターンに依存し、
それらのパターンと結びついた感情に依存しているのです。」
(ブライアン・アーサー/複雑系科学で有名なサンタフェ研究所の経済学者)
このパターンをどのように見つけて、
あなたの人生の何に応用していくか。
ココロの奥を垣間見る映画に興味を持っているならば、
NLPはリアルに体感でき、かつ知的に、明確に楽しめるものになるでしょう。
それではまた
NLP-JAPANラーニング・センター
神 崇仁