【ぷち仲め~る】志のデザイン 2010年11月4日20:44
日曜日は、山形の東北芸術工科大学で、「全国高校デザイン選手権(デザセン)」の審査員をやってきました。
デザセンとは、高校生を対象として、
・社会の様々な問題を解決するためのアイデア
・世界中に笑顔の数を増やすための素敵なデザイン
を競う大会です。
17年も続いている大会で、今年は過去最高の500チーム以上がエントリー。
1次審査は、500組の企画書(パネル)を体育館にズラーーーーっと並べたものを審査員が全部見て、決勝大会に進む10組を選びます(これが9月半ば)。
そして、決勝大会(10月31日)。
優勝したのは、有田工業高校(佐賀県)の「男も見守る携帯アプリ ウームメン」。
胎児の情報が、ケータイで受け取れるので妊婦への気遣いや、パパになる心の準備ができるようになるというアイデアです。
佐賀県の中絶率が全国ワースト1で、発表者の母親が産婦人科医であることからの発想。
地元を何とかして元気にしたいという高校生(しかも男子3人組)の純粋な想いに、大感動でした!
山形新聞の記事→ http://bit.ly/bMy4C0
※ぷち仲のことを「クリエイター」と くくってくれています(嬉)。
ちなみに、準優勝の「まくら投げのススメ」。
これは、単に「思いっきり枕投げをやったら楽しいんじゃないか」ということで、
「スポーツ枕投げ」のルールや技
を考えてきたものをプレゼンしていて、そのクオリティが高くてウケていました。
実際、自分たちで遊んでみて編み出したルールや技だったので、ホントに面白かった!
(逆に言うと、頭だけで考えたと思われる企画は 見劣りしたのでした。)
なお、
この学校は静岡の温泉街・伊東の高校なのですが、審査委員長の小山薫堂さんコメントでは、
「地元の旅館を元気にするためのまちおこし」としての想いがアピールされていたら、企画としてさらによくなりそう
とのことでした。
ぷち仲、枕投げのプレゼンを見ながら、
「楽天に出店している枕メーカーさんやふとん屋さんの協賛で、全国予選とかもできそうじゃない?!」
と思ったり、
「楽天トラベルの施設さんを会場にするとか?!」
などと妄想していたのでした。
だれか、耐久性の高い「スポーツ枕」を開発したり、「枕投げ選手権大会」に協賛してくれないかな~?!
それにしても、
たくさんのアイデアを見比べると、やっぱり「想いに共感できるもの」に惹かれるのが人の常だと思った次第です。
見られているのは、「志」のデザイン。
商売も一緒なんでしょうね~。