2009/07/24

「自分の答えのつくりかた」より その2

今でもIndependent Mind を持つ人に出会うと、頭ではなく、もっと奥のところで瞬時に感じる。

その人たちは、温かく、深い愛を持っている。そして他人や他の文化に対する尊敬の念を持っている。

人を立場や文化の違いで判断するのではなく、本質的な、核となる何かを見つめている。

等身大の自分を知り、等身大の自分を生きている。大きく見せる必要もなく。繕う必要もなく。

幅広い分野で、現在そして蓄積された過去の「圧倒的な人・モノ・概念」に遭遇したことがあるため、好奇心が旺盛であると共に、非常に謙虚である。

自分が何を知っていて、何を知らないかを知っている。

自分に何ができて、何ができないかを知っている。

長い流れの中での、自分の「位置づけ」も「可能性」も「限界」も悟っている。

同時に「気負う」のでも「あきらめる」のでもなく、前向きに自分にできる何かを自然に捜し求め、行動を起こしている。

世間の目や、短期的な変動にあわてることなく、ブレずに生きている。小さなことには動じず、大局観をもって世を見据え、状況を判断し、決断を下す。

幅広く深い教養、古今東西の多種多様な考え方と触れ合い、世界観の核を持っている。修羅場をくぐってきた経験から培った、ブレない価値観がある。

同時に、あふれんばかりの好奇心があり、新たなもの、違うもの、知らないものから学ぼうという意欲が旺盛で、ものすごく柔軟である。

守り、形作ろうとするものは、自分自身や家族の生活だけでなく、その域を超えている。

そして、ひとりではどうにもならなくても、多少意見は違っても、思いを共有する他者とつながり合って動かせば、何とかなることがあると知っている。

そんな方たちと出会うたびに、不思議な爽快感に満たされ、素直になれる。

「どうすれば、こういう人が出来上がるのだろう」と思い、いたく感動する。こういう人がいるからこそ、世の中に希望が残されているのだと思い、前向きな勇気が湧いてくる。

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