2009/10/09

1日15ピプスの罠

勝ち投資家にはその投資家の数だけのトレードスタイルがある。

その中の一つは、確実に1日に15ピプスだけ取り続けていって、資金額が増えるごとにポジションサイズを高くしていけば、すぐに1億に達するよ、ということ。


でも、「1日に15ピプス」というのがコンテントだという前提に立ってトレードするのでない限り、勝ちトレーダーになるのはすごく難しいだろう。


その理由: 長期的にコンスタントに勝つ「プロセス」が核になければ、表面的な勝つ「コンテント」はすぐにぼろぼろになるから。


つまり、簡単に言えば、15ピプスの取り方が問題になってくるのだ。


投資で一番大事なこと、それは、「リスク/リワード比」だ。だから、Van Tharpの言うようなR-Multiples の考え方が非常に大事になってくるのだ。

つまり、とにかく15ピプスを取ることに夢中になっていて、例えばそれをリスク-100ピプスでリワード15ピプスだったらどうだろう。

それか、1回のトレードリスクが-100ピプスで、3回の勝ちトレードがそれぞれ5ピプスで、その合計として15ピプス取れました、などなど。


つまり、結果が全てではないのだ。「プロセス」と「結果」が全てなのである。

だからそのプロセスに軸が全然なくて、ただ結果を夢遊病者のように追い求めているのでは、結果は絶対についてこない。


だからこそ、今一度自分のトレードプロセスを見直して、その結果として1日に15ピプス取れるなら、それはそれでいいのだろう。

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