ちまたでよく言われていることは、結局はコンテンツレベルにおける差異にしかすぎない。
つまり、とどまるところ、そのコンテンツを仮に何度変えようとしても、それがもたらす変化は、あくまでもコンテンツレベルにとどまるのではないかということだ。
かりに、朝7時に起きる人が朝4時に起きて人生を変えようという本を読んだとする。その場合、結果はその人は朝に3時間今までより長い時間が得られるわけで、もちろんそれによってかなりの生産性が上がるのかもしれない。
そしてそれによって起こりうる変化は、その人の人生を加速度的に変化させ得る、というのがこの論点のポイントだろう。
しかし、そのレベルを「量子力学的に」変化させ得るのが、ストラテジーの変換なんだと思う。
果たして、「加速度的な変化」と「量子力学的な変化」とは、一体何が違うのだろう。
それは、単なる変化のスピードが異なるという次元においての直線的な変化ではなく、非線形の、つまりAとAではないものが同時に混在する世界への飛躍という変化なのではないだろうか。
もしこの考えをトレードに置き換えるなら、「同じようなミスをいつも犯す」という人のケースを考えてみたい。
その場合、実行戦略のコンテンツをいかに変えても、ミスを犯すときのストラテジーを変えない限り、変化の差にそれほど違いはない。
よって、だからこそ、短期的に変化は見えても、いわゆるその人の成長を根本的に助長してくれるようなものは見込みづらい。
こういうことを考えていると、ますますトレードと生き方の関連性を考えていくのが楽しくなってくる。
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