トレードで、1点、1点で勝つことはまったく可能だ。
トレードを開始して初期の段階において、ビギナーがその醍醐味に魅せられてしまうと、結構やっかいなことになる。つまり、悪い癖から抜け出せなくなるのだ。
本来は無数に広がっていく小さい点と点を少しずつつなげることでしかコンスタントに勝ちうることはないのに、その事実を忘れてしまうからだ。
「勝つ」というあの感覚には、何らかの魔法が秘められているのかもしれない。
今まで散々失敗をしてはいけないという社会で育った多くの私たちにとっては、「負ける」ということは何としてでも避けたい「失敗をする」ということと同じ意味になるのだから。
トレードの心理学についての本を読んで、頭でいくらそれが正しいと分かってはいても、センターレベルで本当にそれが分かるようになり、それを実際に「日々の習慣」として実行に移せるようになるには、その人の五感全てにおけるトランスフォーメーションが必要なのだ。
そしてこのトランスフォーメションは、その人の人生というか生き方を根本的に変えてしまう。
だからこそ、やっていることがトレードであれスポーツであれビジネスであれ、その行為を日々極めていくということは、その人の徳を高めていくということにもつながっていく気がした。
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