数学力というのは、物事を非常に細かく正確に分析する能力といえます。数学を少し勉強するだけで、微妙な違いが分かってくるので、より分析能力が上がってくるんですね。
「たけしのコマネチ大学数学科」で北野武さんの問題の解き方を見ていてきがついたのですが、ああいう天才型の人は、延々と計算ばかりする問題は苦手だけれど、常人は気がつかないような閃きが大切な問題は、あっという間に解いてしまうんです。(中略)ものの1分とたたないうちに、たけしさんの解答用紙には、正解めがけて一直線に「思考」の形跡が刻み込まれるんです。そして、2分もすると、もう正解の数値が書いてある。
30分解いてダメなときに諦めてしまえば、この問題は永遠に解けないんですよね。ビジネスと同じなんですよ、数学の問題って。
ビジネスの種というのはみんな平等に転がっています。けれども、最初からダメという人はダメだし、それから、ちょっとやってみて「難しいね、これは」という人もダメなんですよ。それに対して、粘って粘って絶対最後までやるぞと根気強くやる人がいるんです。その人たちは、何らかの結果を出しますよね。
科学や数学の問題を解くという作業はすごく大変なんだけれど、ビジネスをやっていくときの、いろんな問題を解決していく作業は、意外と精神面では共通点があるんです。
0 件のコメント:
コメントを投稿