2009/08/19

「子どもと死について」より

冒頭 A・アインシュタインより

人間は、私たちが「宇宙」と呼ぶ完全体の一部、すなわち時間と空間を限定された一部である。人間は自分自身を、そして自分の思考や感情を、他と切り離されたものとして体験する。それは意識の上で、いわば視覚的錯覚が起こっているからである。私たちはこの錯覚という監獄に閉じ込められているせいで、個人的な判断しかできなくなり、周りの少数の人間しか愛せなくなっている。この監獄を抜け出し、思いやりの輪を広げ、あらゆる生物と美しいままの自然を包み込んでいくこと、それが私たちに課せられた仕事である。

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